お悩み相談

【卓球のイップス】練習ではできるのに試合でできない…【3つのポイントで解説】

相談者さん
相談者さん

卓球をやっています。
練習では高度な技ができるのに試合になると当たり前のことが出来なくなってしまいます。これはイップスでしょうか?

今回はこのようなご相談にお答えしていきます。

練習ではバリバリできるのに、いざ試合になると全く違う自分になってしまったり、思い通りのプレーができないと辛いですよね。

練習ではできるからこそ技術不足ではないだけに余計に悔しく感じるのは、卓球に限らずどのスポーツにおいても同じだと思います。

「本当はもっとできるはずなのに…」

とどこにぶつけていいのかわからない気持ちになりますよね。

そこで今回は、「練習ではできるのに試合になると当たり前のプレーができなくなる」という卓球のイップスについてお伝えしていきます。

  1. 「失敗してはいけない」など「~してはいけない」と思う気持ちは自分へのプレッシャーになる
  2. 理想が高く完璧主義になるとイップスになりやすい
  3. 自分が心から「楽しい」と思えることが一番
筆者について

現在イップストレーナーとして活動、研究を続けています。

僕自身は長い間野球を続けてきましたが、イップスの相談に来られる方の中には卓球も含めたあらゆるスポーツをされている方がいます。

実際にそういった方々を見る中でイップスを乗り越えるためには技術だけによるものではないことを確信しています。

同じように悩んでいる方の参考にしていただければと思います。

イップスの症状・原因は人それぞれ異なります。

「こうすれば必ず克服できる!」といったものでなく、その人の状況に合わせたケアが必要になります。

あくまで参考にしていただければと思います。

 

【卓球のイップス】練習ではできるのに試合でできない

 

先日このようなご相談がありました。

実際のご相談

卓球をやっています。

プロコーチのプライベートレッスンを週に23回し、練習ではかなり高度なフットワークや試合で直接使えるパターンを繰り返し、繰り返しやり、自然と動けるようになってきました。

しかし、いざ試合となると、基本の打ち方ってなんだっけ?と心の中で思ってしまい、初心者同然のゆっくりな球に合わせられなかったり、力が必要以上に加わって暴投してしまったりします。

いくら高度な技術を身に付けても、それを発揮する前に自滅してしまいます。

学生時代に部活でテニスをしていたときも感じたことですが、技術が向上したと練習で実感すればするほど、試合が楽しめなくなり、怖くなっていきます。

気持ちの持っていき方などをカウンセリングを受ければ克服できることなのでしょうか?

 

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
一生懸命練習しているはずなのに試合になるとそれができず怖くなる…辛いことです…

卓球でのイップスは増えている

卓球選手の中でもサーブやフォアが急に打てなくなる、ラケットを握る時に違和感を感じるなどイップスの症状を訴える選手も増えています。

 

イップス(yips) は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっている。

 

このように、元々はゴルフで使われていたイップスという言葉でしたが、現在はゴルフに限らずあらゆるスポーツに見られ、今回のような卓球でもイップスに悩む選手が多く見られるようになりました。

参考:【消えた天才】卓球 坂本竜介の現在!引退理由はイップス?嫁と子供は?

「失敗してはいけない」がプレッシャーに

「できて当たり前」が「失敗することは恥ずかしい」に

相談者の方の「初心者同然のプレーができなくなる」ということからは「できて当たり前」「失敗することは恥ずかしい」というような思いがあるようにも感じられます。

学生時代の頃から、技術が上達すればするほど試合が怖くなるのは、もしかすると練習したのにうまくいかなかったときの怖さがあるのかもしれませんね。

  • 失敗したら〇〇と思われるんじゃないか…
  • こんなことで失敗したら恥ずかしい
  • 練習したのにできなかったらどうしよう…

そのような思いから「失敗してはいけない」と自分に強くプレッシャーをかけるようになってしまっているのかもしれません。

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
自分のレベルが上がるにつれて簡単と思われるプレーこそ難しく感じることもあります。

 

イップスと緊張の関係性とは?【緊張してしまう場面での対処法】 今回はこのようなお悩みにお答えしていきます。 スポーツの世界であれば避けられないのが、緊張です。 負けら...

 

理想が高く完璧主義になるとイップスになりやすい

理想が高すぎるとできない自分に自信を無くしてしまう

プロコーチのレッスンを受けられていることや、レベルの高い練習をされていることからは、高い理想を目指して取り組まれていることが感じられます。

しかしながら、実際に試合になった時に「できて当たり前」のことができずにいる自分のことを嫌になったり、自信を失ったりされているのではないでしょうか?

スポーツの世界ですから、高いレベルを目指して日々精進するのはとても大切なことではありますが、

あまりに理想を高くしてしまうことは理想と現実のギャップを感じ、できない自分に対して自信を失ってしまうことにも繋がりかねません。

 

イップスになりやすい人の6つの特徴とは【実例から見た共通点】 このような疑問にお答えしていきます。 この記事を書いている僕も12年間野球をやってきて...

 

楽しむことを忘れずに

もしかすると「試合に勝つ」ということよりもご自身が上達することに楽しさを感じるように思われます。

試合の中で相手に勝つことや自分のプレーができるかということよりも、心から卓球を楽しむということに意識が向いた時に本来のプレーが発揮されるのではないかと思われます。

ご自身が楽しいと思えたり、卓球をやる理由が明確になり、できないことも自分なんだと心から受け容れられ腑に落ちたときに乗り越えるきっかけが掴めるのではないかと思われます。

 

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
人によって楽しいと感じるポイントは違うはず!自分が一番楽しいと思えるのはいつか思い返してみよう!

 

乗り越えるための大切なポイント

相談者さん
相談者さん
どうしたらいいでしょうか?
  1. まずは隠さずに受け容れること 

    思い通りにできないこともイップスになることも決して恥ずかしいことではありません。

  2. 自分自身が楽しいと思えるように 

    「〜してはいけない」ではなく「〜したい!」「〜しよう!」と思えるようにしましょう。

  3. 相談することできっかけや原因を理解しましょう 

    1人で抱え込むのではなく相談しましょう。
    そうすることで原因を理解できたり、違った観点で物事を捉えられるようにもなります。

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
困った時には1人で考え込んだり落ち込まずに身近な人でもいいので相談してみましょう

実際の回答

ご相談いただきありがとうございます。

練習ではできることが試合になると発揮できなくなってしまうとのことで、自分自身の本来の力が出せないことにもどかしく感じることと思います。

学生時代の部活からそのような思いを持ちながら取り組まれていたということですので、

「練習ではできることがなぜできないのか」という疑問を抱え続けられていたのではないでしょうか。

そのような状態ではテニスや卓球が思うように楽しめず辛いことと思います。

ご相談いただいた現状につきまして、詳しいことは実際にお話を聞いてみないことにはわかりかねますが、

もしかすると「失敗してはいけない」というような「~しなければいけない」と思う気持ちがあるのではないでしょうか?

「初心者同然のプレーができなくなる」ということからは「できて当たり前」「失敗することは恥ずかしい」というような思いがあるようにも感じられます。

学生時代の頃から、技術が上達すればするほど試合が怖くなるのは、もしかすると練習したのにうまくいかなかったときの怖さがあるのかもしれませんね。

そのような思いから「失敗してはいけない」と自分に強くプレッシャーをかけるようになってしまっているのかもしれません。

またプロコーチのレッスンを受けられていることや、レベルの高い練習をされていることからは、高い理想を目指して取り組まれていることが感じられます。

しかしながら、実際に試合になった時に「できて当たり前」のことができずにいる自分のことを嫌になったり、自信を失ったりされているのではないでしょうか?

スポーツの世界ですから、高いレベルを目指して日々精進するのはとても大切なことではありますが、

あまりに理想を高くしてしまうことは理想と現実のギャップを感じ、できない自分に対して自信を失ってしまうことにも繋がりかねません。

Aさんは卓球をされていて楽しいと感じるのはどんな時でしょうか?

お話をお伺いする中では、もしかするとAさんは「試合に勝つ」ということよりもご自身が上達することに楽しさを感じるように思われます。

試合の中で相手に勝つことや自分のプレーができるかということよりも

心から卓球を楽しむということに意識が向いた時に本来のプレーが発揮されるのではないかと思われます。

ご自身が楽しいと思えたり、卓球をやる理由が明確になり、

できないことも自分なんだと心から受け容れられ腑に落ちたときに乗り越えるきっかけが掴めるのではないかと思われます。

気持ちの持っていき方などをカウンセリングを受ければ克服できるのかというご質問にありますように、一度、専門機関にご相談されることも良いのではないかと思います。

当所でも同じような悩みを抱えていらっしゃる方に対してのカウンセリングを行っております。

初回の相談は無料ですのでもし機会がありましたら一度お越しになってみてはいかがでしょうか。

詳しいお話を聞いた上で乗り越えるためのお力になれれば幸いです。

 

まとめ

  1. 練習ではできるのに試合でできなくなるのは「できて当たり前」「失敗してはいけない」というプレッシャーから
  2. 理想を追い求めるのは大切。でも完璧主義には気をつけよう!
  3. 楽しいと思える気持ちを忘れないようにしよう!

 

イップスを克服する最大の秘訣は「自分らしさ」にある 今回はこのような悩みに対してお答えしていきます。 イップスで悩んでいる時って、指導者から「こう投げろ」とか色々アドバイスされて...