お悩み相談

【イップス お悩み相談】些細なことでもイップスになることはありますか?

 

相談者さん
相談者さん
・「ミットを見て投げろ」というアドバイスを試したら感覚がおかしくなった・・・
・こんな些細なことでもイップスになるの?

 

今回はこのような質問にお答えします。

 

・些細なことでもイップスになるのか

・目の使い方一つで体の動きは変わる

 

投球動作は人それぞれ合うものが違いますし、感覚はとても繊細なものです。

そのためちょっとしたことを変えるだけでもおかしくなってしまうことはあります。

 

今回は、些細なことでもイップスになることはあるのか、またイップスになってしまった場合どうするべきかについてお伝えしていきます。

 

イップスの症状や原因は人それぞれです。

「こうすれば必ず克服できる!」といったものでなく、その人の状況に合わせたケアが必要になります。

あくまで参考にしていただければと思います。

 

些細なことで感覚がおかしくなった

 

先日、このようなご相談がありました。

 

実際のご相談

僕は、一年半位前からイップスのことで悩んでいます。

イップスになってしまった原因は(多分)、ピッチャーマウンドから投げるとき投げる瞬間までミットを見ずに投球していました。

でも中3の春に顧問の先生に最初から最後までしっかりミットを見て投げろと言われてからだんだん投げるときに腕が自分の体から離れていくような感覚になっていき、

今では、自分の投げ方が全くわからなくなってしまい、自分の投げる球がどこにいくか全くわからなくなってしまいました。

このような些細なことでもイップスになってしまうことはあるのですか?

ちなみにいまも野球をやっています。

 

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
ピッチャーの感覚は特に繊細だから少しの変化でもおかしくなることもあるんだ・・・

 

些細なことでもイップスになることはある

投球動作は繊細

上半身と下半身のバランス、腕の振り、指先の感覚など繊細な動作の組み合わせで投球動作は行われます。

また投球動作に限らずスポーツの動きというのは、何度も何度も反復練習を繰り返すことにより無意識に体が動くレベルまで自動化していきます。

そこに、今までにない意識が加わることによって、システムエラーを起こしイップスの症状としてあらわれる事があります。

 

目の使い方

さらに今回の場合、「ミットを見ろ」という指導者の方からの指導により感覚がおかしくなったとのことですが、

ずっとミットを見るという目の使い方は、体が早く開く原因にもなりイップスを引き起こすことにもつながります。

目の動きと体の動きは連動しているので、ミットを見続けるという意識が投球動作に影響を及ぼしたのかもしれません。

 

些細なことからイップスに悩んだら

 

実際の回答

こんにちは。

ご相談いただきありがとうございます。

悩まれながらも現在も野球を続けられているとのこと。

指導を受けたことを実践したにも関わらず、それがきっかけで感覚がおかしくなったということですと、

ご自身としても受け入れ難く自分の身に何が起きているのかわからずにいることと思います。

イップスで悩まれるきっかけになったのが、顧問の先生からの「ミットを見て投げろ」という指導からということで、

そのような些細なことからでもイップスになることはあるのかというご質問に対しましてお答えさせていただきますと、

目の使い方1つを変えるだけでもイップスになる可能性は大いにあります。

体の動きと目の動きは深く関わっていますので、最初からミットを見るということは体が早く開きやすくなります。

そのため元々の体の動かし方と違う点が生まれてしまったのだと思われます。

元々のように投げる瞬間までミットを見ずにいると言うことはむしろ自然な動きをするためには適したものであり、

その本来の動きに対して意識的な動きをしようとすることで余計に不自然な動きになってしまっているものと思われます。

指導者の方の言うことを素直に受け入れることは大切なことではありますが、試してみた結果、ご自身に合わないようであれば無理に続ける必要はないように思います。

本来の自然な動きは、頭で「こうしよう」と考えるものではなく自然に出るものです。

「こうしたい」と自らが感じたときは、心からワクワクして自然に体が動きますよね。

しかし、「~しなければいけない」と考えるとどうでしょうか?

頭では理解していても心から本当にそうしたいと思えていなければ、体は動きませんよね。

指導を受ける中でどうしても言われたようにしなければいけない場面もあるかとは思いますが、まずは元々のミットを見ずに投げる形の方が本来の力を発揮できるのではないかと思います。

どうしても指導者の方との考え方が合わなかったり、周りに理解されないようなことがありましたらお気軽に相談してくださいね。

 

イップスは正しいケアと練習方法、考え方を変えることで必ず乗り越えていけるものです。

悩んで辛くなった時には一人で抱え込まずに相談してみましょう。

 

まとめ

 

・些細なことでもイップスになることはある

・目の使い方だけで体の動きは大きく変わる