イップス

努力逆転の法則とは?【イップスになる原因】

相談者さん
相談者さん
イップスを克服するために人一倍努力しているつもりなのにうまくいきません。
頑張っているのにやればやるほどうまくいかないことがあります。
努力を結果に結びつけるにはどうしたらいいでしょうか?

今回は、このようなご相談に対して、努力逆転の法則をつかって解説していきたいと思います。

 

いきなりですが、あなたに質問です。

30㎝の長さ5mの板があります。

以下の条件の板を、端から端に渡って歩くイメージをもってください。

  1. 地面の上に置かれた板
  2. 2mの高さにある板
  3. 100mの高さにある板

どうでしょうか?

昔の僕
昔の僕
地面の上に置かれた板なら全然歩けるけど、100mの高さは怖いかもしれません…

 

おそらく

  1. 余裕で歩ける
  2. まあなんとか歩ける
  3. 怖くて歩けない(落ちそう)

という人が多いのではないでしょうか?

 

でも実はこの3つどれもやっていることは同じで、幅30㎝の板を歩って渡ることなのです。

しかし、同じ幅30㎝の板を歩くということなのに簡単に思うものと、できないと感じるものがあるのはなぜでしょうか?

答えは、イメージの違いです。

 

高さ100mになると人間はどうしてもイメージで

「落ちたら死ぬんじゃないか」
「危ないだろう」
「風が吹いたらどうしよう」

とイメージしてしまいます。

「別に地面の上と幅は変わらない」といくら頭で思っても「危ない」と一度イメージしたことには敵わないのです。

 

そしてこの嫌なイメージは抑えようとすればするほど、余計に体が動かなくなります。

これを努力逆転の法則といいます。

今回はこのような努力逆転の法則について解説していきます。

イップストレーナーNaoki
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脳の仕組みを理解して、イメージの重要性を理解できるとイップスを乗り越えられることにも繋がります!

 

努力逆転の法則とは?【イップスになる原因】

努力逆転の法則とは、

「失敗したくない」
「やらなきゃいけない」
「頑張らなきゃ」

と思えば思うほど反対の結果になりやすいというものです。

これはフランスの薬剤師であったエミール・クーエがが提唱した法則であり、

意志力(意識してやろうとすること)とイメージ(無意識に感じてしまうこと)が互いに反対だった場合、イメージ(無意識)の方が勝つ

というものです。

イップストレーナーNaoki
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簡単にいうと意識<無意識(イメージ)の方が強いということです!
昔の僕
昔の僕
頑張ろうとしているのに余計にうまくいかないなんて悲しい…

 

例えば身近な例にするなら…

  • 無理に寝ようとすればするほど寝れなくなる
  • 緊張しないようにと思えば思うほど緊張してしまう
  • 暴投しないようにと思うと暴投してしまう

などのことが当てはまります。

昔の僕
昔の僕
たしかに話しているときに「噛まないように…」と思ったりすると余計に噛んでしまうことがあります

いくら頭で「こうしよう」「ああしよう」と思っても無意識に失敗するイメージをもってしまっていると失敗しやすくなるのです。

イップスでいうと、「もしかしたら暴投しちゃうかもというイメージは「暴投しないようにしよう」という意思よりも強いので結果的にイメージが勝ち、暴投してしまうのです。

 

努力逆転の法則の体験談

実際に僕はこの努力逆転の法則に悩まされることが多々ありました。

例えば…

  • 朝4時に起きて誰よりも早く朝練をして投げる練習をしているのに、やればやるほど投げ方がわからなくなった
  • 練習や試合など監督が見ていない時にはうまくいきやすいのに、監督が見ているといつもミスをして結果を出せない
  • 一打逆転のチャンスなど、試合の大事な場面で結果が出せずプレッシャーに弱い

僕の場合、この努力逆転の法則に当てはめるとうまくいかなくて当たり前だったのです。

 

毎日練習をしていたのは、

「すごいボールを投げられるようになりたい」
「試合で活躍したい」

というポジティブな感情ではなくて、

「練習や試合でミスをしたくない」
「チームメイトに迷惑をかけたくない」

というネガティブな思いからでした。

昔の僕
昔の僕
頑張ってはいたけど「ミスをしたくない」と思えば思うほどミスをするイメージをもってしまっていました

 

またそもそも野球を始めたきっかけから、自分が「やりたい!」と言っていたわけではなくて、父親にやらされるような形で野球を始めました。

もちろん楽しいと感じる気持ち自体はありましたが、野球に対して厳しい父親の影響もあり、

「練習しないと怒られる」
「試合で打てなかったら怒られる」

と考えてしまうことが多かったです。

 

つまり、

「野球が上手くなりたい」
「活躍したい」

よりも

「失敗したくない」
「怒られたり迷惑をかけたくない」

というネガティブなイメージでの努力だったのです。

 

周りの選手を見ていると、「試合に出て活躍したい」っていう熱い思いでやっている選手が多かったので、それに対して自分の感覚に少し違和感を感じていました。

もちろん手を抜いていたわけではありませんが、

自分から「絶対に試合で活躍してやる!」っていう人と、「活躍しないと怒られるからと思っている人では身につく能力も変わってきますよね。

イップストレーナーNaoki
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よく「やらされている練習は意味がない」といいますが、まさにそうです!

勉強だって、勉強が好きで自分から勉強をする人はどんどん伸びますが、親に「勉強しなさい!」と言われて勉強をするのは身につきませんよね。

昔の僕
昔の僕
たしかに…

 

努力逆転の法則の対策法

 

では努力すればするほどうまくいかなくなってしまう努力逆転の法則はどのように対処すればいいのでしょうか?

イップストレーナーNaoki
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対処法を2つ紹介します!

言葉を変える

ネガティブな言葉をポジティブな言葉を変えるだけで自分のイメージは大きく変わります。

例えば…

  • 「~しなければいけない」「~しよう」
  • 「高めを振ってはいけない」→「低めを振ろう」
  • 「暴投してはいけない」→「思いっきり相手のミットに投げよう」
  • 「打てなかったらどうしよう」→「打ったらかっこいい」

このように使う言葉を変えることで自分に対するイメージが変わり実際にいい方向に向かいやすくなります。

 

また、努力逆転の法則はセルフイメージ(自己評価)の低さからきます。

「自分は絶対にうまくいく」と思っている人の方がうまくいきやすいですし、「自分は何をやってもうまくいかない」と思っている人はうまくいきにくいです。

人間は良くも悪くも思ったことが現実化します。

使う言葉から変えてみましょう。

 

イップストレーナーNaoki
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「そう(S)思ったら(O)そうなる(S)」というSOSの法則は有名です!

 

本気でやりたいことだけを努力する

大切なのは心からやりたいと思っているかどうかです。

自分が心から努力したいと思っていない努力は辛いだけで、結果としても望んだ結果とは反対の結果を招いてしまいます。

「ああなりたい」
「こうなれたらいいな」

そう思えるような自分が憧れる姿を思い描くことが大切です。

この時のポイントは心がワクワクしているかです。

人間本当に自分がやりたいことをやるときは、意識しなくても心からワクワクした感情が湧き起こるものです。

例えば…

  • 小学校の運動会や遠足の前日
  • 高校生の頃の修学旅行
  • 好きな女の子とのデートやLINEのやりとり
  • 自分の好きなゲームに熱中しているとき

やりたくないことはやらなくてもいいのです。

嫌な人には近づかなくてもいいのです。

嫌な感情のまま努力するよりは、自分がやりたいと思えることだけに努力をすることの方が自分のためになります。

イップストレーナーNaoki
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もちろんあくまで理想論なので、状況的に難しいこともあるかもしれませんが少しずつ変えてみましょう!

思い通りにいかないことに悩んだら…

苦しい状況を抱え込み続けると悪化することに繋がりかねません。

一人で悩まずにまずは相談することが大切です。

 

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▶︎▶︎なぜイップス研究所ではイップスの克服が可能なのか

 

まとめ
  1. 努力すればするほどうまくいかなくなることを努力逆転の法則という
  2. 意志よりもイメージの方が強力
  3. 「〜しなきゃいけない」ではなく「〜したい」と思えることが大切
  4. やりたくないことはやらないことも大切

 

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