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環境が変わってイップスになった…【原因と対処法は?】

相談者さん
相談者さん
チームが変わってからイップスになりました。
環境の変化はイップスに関係あるのでしょうか?

今回はこのようなイップスと環境の関係性についてお伝えしていきます。

小学校から中学校、そして高校、大学と野球をやっていく中でチームが変わったり、その度に環境が変わることはよくありますよね。

どんな環境であろうと気にしないという人もいるとは思いますが、イップスで悩んでいたり自信がない人にとってはどんな環境で野球をやるかはめちゃくちゃ重要な要素です。

  • この人に投げるのは苦手
  • 見られていると体が固まる
  • リラックスした状況なら投げれる

など環境一つで自分の発揮できるパフォーマンスが変わります。

どんな状況にも左右されない選手になるのが理想ですけど、悩んでいっぱいいっぱいの時って思い通りにできませんよね。

今回は、そのような環境に関しての悩みについてお伝えしていきます。

この記事の内容
  1. 環境の変化からイップスになる原因と関係性
  2. 近い距離が投げられなくなった時にやるべきこと

筆者について

現在、日本イップス協会に加盟し、イップス認定トレーナーとして活動しています。

イップスに関する多くの悩みとそれ乗り越える姿を見ていく中で学んだことを、自分自身がイップスだった経験も踏まえて発信しています。

イップスに苦しみ、どうしたらいいのかわからないと悩んでいる方は参考にしてみてください。

イップスの症状・原因は人それぞれであり、誰にでも共通の克服方法というものはありません。

そのため「こうすれば必ず克服できる!」といったものでなく、その人の状況やこれまでの環境、考え方などを含めたケアが必要になります。

それを踏まえた上で参考にしていただければと思います。

 

環境が変わってイップスになった…【原因と対処法は?】

 

先日このようなご相談がありました。

実際のご相談

イップスで悩んでいます。

きっかけは高校だと思います。ただその後社会人の草野球チームではそこまで酷く無かったです。

弱いチームだったけど解散して、今は少し強いチームでやっています。

6年前から入った時から最初のキャッチボールが出来ませんでした。

目の前にワンバウンドしたり、上にすっぽ抜けばかりです。

投げる時の感覚がぼんやりしてます。近い距離が特に悪いです。

内野のボール回しも出来ません。元々肩は弱いです。

それでも塁間くらいは投げれました。

周りは若くて上手い子ばかりです。

自分だけ緊張してる状態です。最近はあまり参加したくない状態です。

昔の僕
昔の僕
周りがノビノビやっている中で自分だけ緊張している辛さは痛いほどわかります

環境の変化による影響が大きい

今回の相談者さんの場合、実際に詳しいお話をお聞きしないことには判断できない部分もありますが、環境の変化による影響が大きいと思われます。

元々は弱いチームでしたが、そのチームが解散してしまい、強いチームでやっているところイップスになってしまったとのこと。

周囲が若くて上手い子ばかりということなので、どこか気を使ったりする機会が多いように思います。

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
弱いチームから強いチームに変わると意識も練習も大きく変わりますよね!

僕自身も、高校はある程度レベルが高い高校で野球をやっていましたが、大学はそこまで野球に力を入れていない大学に進学しました。

そこで感じたのは、意識の違いです。

高校と大学ということで練習のゆるさの違いなどもあったのかもしれませんし、どちらがいいという訳ではありませんが、

やっぱり勝つことを目的としているチームとそうではないチームでは練習に対する一人ひとりの意識が違うと感じました。

 

環境の変化が自分に与える影響

僕自身の体験談になりますが、

はじめにイップスを自覚したきっかけとして、高校で強豪校と呼ばれる高校に入学し、最初の1年生ノックで緊張しまくってまともに投げられなかったのを鮮明に覚えています。

 

当時外野だったんですけど、入部したての1年生の実力を見るための1年生だけのノックだったので、先輩がノックの手伝いをやっていて外野からのカットに入っていたんですよね。

僕の高校の場合、3年生=神様みたいな圧倒的な上下関係があったので、3年生に投げるのもめちゃくちゃ気を遣っていました。

昔の僕
昔の僕
「暴投投げたら後で呼ばれてボコボコにされるんじゃないか」とか「逆にいいプレーして目立ちすぎても生意気に思われるのかな」とか余計なことまで考えていました

で、実際にその結果が「大暴投」。

カットの頭をはるか超えてわけわかんない方向に飛んでいきました。

 

それまでは問題なかったのに、

  • 新しい環境に飛び込んだこと
  • それが強豪校の高いレベルだったこと
  • 先輩に対して気を遣っていたこと

など環境の影響によって自分の本来のプレーができなくなってしまっていました。

 

そのくらい誰に投げるか、どんな環境でやるかという環境の影響って大きいものです。

プロ野球の選手でも移籍などでチームが変わると活躍する選手もいますよね。

チームが変わるという大きな変化は自分が自覚している以上に、心への負担や影響を与えているのです。

 

周囲との距離感

「周りは若くて上手い子ばかりで自分だけ緊張している状態」そして「最近ではあまり参加したいと思わない」という文面からは、

どこかチームに対して我慢するようなことを抱えているのではないかと感じられます。

年齢差によるコミュニケーションの違い、周囲のレベルに対する自分への劣等感などチームに対して、プレーしづらいと感じられているように思います。

昔の僕
昔の僕
上手い選手に囲まれるとやりづらいと感じますよね

 

近い距離を投げるのが苦手な人は近い距離の人間関係が苦手

近い距離が投げられない人は、近い距離感の人に言いたいことが言えない人です。

言いたいことが言えない気持ちがプレーにあらわれ、投げにくさにつながっているのではないかと思われます。

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言いたいことが言えずに我慢することや、無意識に抱える不安や恐怖、ストレスは自分では気づかないうちにプレーに現れてしまいます。

年齢的な部分もあり、チームメイトに相談することなど難しいかもしれませんが、苦しい状況が続くようでしたら一度身近な人に思いを話すことも大切です。

イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
行きたくない、野球をしたくないと感じてしまうことが一番寂しいことです!

 

目をうまく使うことも大切

近い距離が投げられないということについて、技術的なアドバイスをとしては「目の使い方」が重要になります。

人間は目の使い方に合わせて体が動きます。

相手を見るのが早くなると体は自然に早く開きやすくなります。

例えば…

野球のピッチャーの場合、ずっとキャッチャーミットを見続けると体の開きが早くなりコントロールが不安定になりやすいです。

一度3塁側を向くように目をきるとフォームが安定し投げやすくなります。

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実際の回答
イップストレーナーNaoki
イップストレーナーNaoki
真面目にお答えしています!

ご相談いただきありがとうございます。

 

ずっと野球を続けられていることから野球がお好きな思いが伝わってまいります。

それだけに現在ではあまり参加したくないと感じるほどに、思い通りに投げることができないことが辛く苦しいことと思います。

 

詳しいことは実際にプレーを見たりお話を聞いてみないことには判断しかねますが、

もともとのチームではそこまで酷くなかったということですので、技術的なことよりも環境によるものが大きいのではないかと思われます。

 

お話をお伺いする中で、どこかチームに対して我慢するようなことを抱えているのではないかと感じられます。

近い距離を投げることが苦手な人は、近い距離の人間関係の人に言いたいことが言えない人です。

言いたいことが言えずに我慢することや、無意識に抱える不安や恐怖、ストレスは自分では気づかないうちにプレーに現れてしまいます。

 

現状の心境などを身近な方やチームメイトの方などにはご相談されていらっしゃいますか?

 

乗り越えるためにはまず受け容れることが大切です。

受け容れるとはできないことも隠さずに、心から納得し相談することです。

 

若い子ばかりということですから相談することが難しかったり、どこか遠慮をしてしまうことなどもあるとは思いますが、

誰かに心の内を話すことでミスをしてしまうことに対する気持ちの変化や乗り越えるきっかけが掴めることと思います。

 

近い距離が投げられないということにつきまして、1つ技術的なアドバイスをさせていただきますと、「目の使い方」が重要になります。

 

人間は目の使い方に合わせて体が動きます。

相手を見るのが早くなると体は自然に早く開きやすくなります。

 

例えば、野球のピッチャーの場合、ずっとキャッチャーミットを見続けると体の開きが早くなりコントロールが不安定になりやすいですが、

一度三塁側を向くように目をきるとフォームが安定し投げやすくなります。

抜けたり引っかけてしまうという状況ですので、目の使い方を意識されてみると良いかと思われます。

 

お一人で抱え込まずに、もし今後もお辛い状況が続くようでしたら、機会がありましたら一度当所にも相談にお越しになってみてはいかがでしょうか。

詳しいお話をお聞きした上で乗り越えるお力になれれば幸いです。

 

まとめ
  1. チームが変わったり環境が変化することからイップスになることがある
  2. 周囲に言いたいことが言えないなどの我慢を続けると苦しくなる
  3. 近い距離は目の使い方をうまく使うのもポイント
  4. 一人で抱えこまずにまずは相談してみましょう

 

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